転勤族、家を買う(その③)
家を買うなんて初めての経験なので…正直、失敗したことも多々あります(--;
それについては、また別途まとめたいと思いますが、転勤族で「持ち家か賃貸か」で悩んでいるご家庭は多いと思います。本当に。
家賃がもったいないから、という理由なら間違いなく一生賃貸で暮らす方がいいです。
でも転勤族の場合、子供が問題なんですよね…。会社にもよると思いますが、持ち家でないと手当が支給されない企業は多いのではないでしょうか。
持ち家でなくても単身赴任できる、としても、家賃が10割会社負担というところは金融機関でもほぼないでしょうから、夫が単身赴任になったら二重に家賃と生活費がかかる…悩むところです。
日本の住宅はとても高額です。木造なら22年で資産価値がなくなり土地だけの価値になる。以降も住み続けるにしても数百万単位の修繕費で維持していかなくてはならない。
でも労働対価は少なく、子持ちの女性が働く場は限られているというのが現実です。
夫が単身赴任すれば、夫は子育てにほぼ参加できない。夫が定年して家に戻ってこられる頃には、子供は自立したり結婚して独立したりしなくてはならない頃。悲しいですよね。
家庭崩壊や健康問題にも直結する「転勤」という制度そのものを見直してほしいです。
近所に頼れる実家などがあればいいですが、わが家のようにそれもない場合、本当に難しい問題だと思います。
でも、私の知人に「転勤族だけど家を買った人」はかなりいます。しかも双方の実家からかなり遠い所に買った人も。
うち一つの世帯は2回家を買っています。資産価値の下がりにくい物件を厳選して買ったそうで、1つ目の家を売った時、購入時より高く売れたそうです(もちろん諸費用などは別だと思いますが)。どちらも最寄り駅から徒歩7~8分ほどの場所で、1つ目は注文住宅、2つ目はマンションです。
駅近マンションは資産価値が下がりにくいと言われますね。さすがに購入時より高く売れることは少ないと思いますが、がくんと下がることは少ないと思います。
転勤族で家の購入を迷われている人は、できるだけ価値が下がらない家を買って、いざとなったら手放すという選択肢もアリかもしれません。
ちなみにわが家はそういった点では失敗してしまいました;駅からバスの一戸建てなので…20年後には「老いゆくかつてのニュータウン」になっているかもしれません。
家の購入に関しての経験談などもおいおい書いていきたいと思います。